豊かな土壌と、作り手の想いではぐくむえごま。
静岡県西部・遠州地域にあるまごえ農園は、2013年よりえごまの栽培を始めました。地域内に点在する農地で種まきから収穫まで、自然のリズムにあわせ、丹精込めてえごまを育てています。
たっぷりと注がれる日光を浴びて、豊かな土壌で育まれる遠州産のえごま。身体に必要な栄養素を豊富に含み、健康に良いえごまは、私たちのすこやかな暮らしを助けてくれます。
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豊かな土壌と、作り手の想いではぐくむえごま。
静岡県西部・遠州地域にあるまごえ農園は、2013年よりえごまの栽培を始めました。地域内に点在する農地で種まきから収穫まで、自然のリズムにあわせ、丹精込めてえごまを育てています。
たっぷりと注がれる日光を浴びて、豊かな土壌で育まれる遠州産のえごま。身体に必要な栄養素を豊富に含み、健康に良いえごまは、私たちのすこやかな暮らしを助けてくれます。
安全・安心な国産えごまで作る、新鮮なえごま油。
農薬や除草剤を一切使わず、搾油・瓶詰めまで自分たちの手でつくる、安全・安心なえごまを届けたい。そんな想いから、まごえ農園のえごまは生まれました。
また、えごまは土の養分の吸収力が優れているので、化学肥料も不使用。私たちの体にやさしいのはもちろん、環境への負荷も少ないので、長年にわたって良質で安心なえごまを作り続けることができます。
子どもや孫に、安心して食べさせられるえごま油を。
心から安心してもらえるえごまだから、孫へも食べさせてあげられる。農園名の「まごえ=孫へ」は、そんな想いを綴ったもの。ロゴマークにあしらわれた「M」は、豊かな山や緑を連想する線画で描き、自然と調和した健やかな暮らしをイメージしています。
小さなお子さまからお年寄りまで、ぜひご家族みなさまで、まごえ農園のえごま油をお召し上がりください。
まごえ農園代表 鈴木信吾
えごまは、古来からこの日本で親しまれてきた作物です。食べると10年長生きするとの言い伝えから別名「ジュウネン」とも呼ばれてきましたが、現代では研究が進み、健康への様々な効果が解明されてきました。
その健康成分が、えごまに60%以上含まれている「オメガ3脂肪酸」です。血液をサラサラにするほか、代謝の促進、アレルギー体質の改善、心疾患や認知症の予防などいろいろな健康効果が報告され、厚生労働省では健康維持のため1日2〜2.4gの摂取(成人)を推奨しています。
一方で、日本人の平均摂取量は0.4gほどと言われています。オメガ3脂肪酸は青魚などにも含まれていますが、毎日たくさんの量を食べるのは少し難しいですよね。えごま油には60%以上ものオメガ3脂肪酸が含まれているので、スプーン1杯でちょうど2〜2.4gほどを摂取することができるのです。
私がえごまの栽培をはじめたきっかけは、こうした大きな健康効果を持つえごまが、地域農業や日本の未来に大きな意味を持つのではないかと思ったことです。そして、日本えごまの会が当時、福島県で進めていた、えごま油の自給活動のことにも大きな感動を覚えました。地域ぐるみで栽培・搾油し、健康の維持と医療費の抑制につなげるという取り組みです。
えごまは土壌成分の吸収力が強く、その土地それぞれの特色が出る作物と言われています。遠州地域、特にこの天竜川流域の肥沃な土地で生産することで、素晴らしいえごまができると感じ、自分や家族の健康のためという想いで栽培を始めました。
現在、国内で消費されている「ごま」は99.9%が外国産です。そして、えごまの自給率はもっと低いと言われています。えごま油の健康への効能はよく知られていますが、原料の多くは輸入品で、国内に産地といわれるものはほとんどありません。
えごま油は、フレッシュさが重要です。なぜなら、えごま油もえごま自体も酸化しやすく、オメガ3の栄養効果は損なわれてしまうからです。まごえ農園のえごま油は、この土地で作り、搾油して、瓶詰めをするものだから、フレッシュなままお届けすることができます。
また、まごえ農園では、農薬・除草剤も一切使わずに栽培しています。えごまは土の養分の吸収力が優れているので、化学肥料も使っていません。環境にも負荷が少ないのです。
地産地消のメリットのひとつは、安全・安心であることです。えごま油は毎日、身体に取り入れるものだから、よけいに気を使いたいもの。まごえ農園の「まごえ」は、「孫へ」という意味も含んでいます。私にもかわいい孫がいます。毎日、自分の孫へ安心して食べさせてあげることができる、それが最高の安心マークだと考えています。
こうしたえごま栽培を通じて、この遠州地域での取り組みも広がってきました。私はもともと農業協同組合の職員として農業振興・普及に携わっていたこともあり、地域の農家さんたちから、えごま栽培を教えてほしいという要望をいただくようになりました。セミナーや栽培講習会などを通じて、栽培農家さんは次第に増え、「遠州エゴマの会」として、現在100人以上の会員が栽培の研究をしあえる会に発展しています。
えごまを栽培する会員さんの多くは、会社を退職したあとの高齢者です。青空のもと身体を動かして畑を耕し、採れた油を毎日飲んで、自分や家族が健康になれる。こんなにいいことはありません。
現在、日本の農業者人口は全人口の1.4%と減少しています。また、そのうち、3分の2が65歳以上の高齢者です。将来の日本の農業・食を考えると、厳しい状況にあります。そして、耕す人がなく荒れた畑となってしまう耕作放棄地の増加も大きな問題となっています。
近年では、若い農業者さんが農業生産を担い、規模を拡大して経営を行う事例が増えてきました。日本の農業にとって、それはとても心強いことです。一方で、耕作放棄地や担い手不足の解消のためには、小さな農家が増えていくことも、とても重要です。こうしたことが、日本の農業を守ることになると考えています。
「健康」をキーワードに、えごまが“食”と“農”と“人”を結んでいく、このひと粒ひと粒のえごまの種子が、21世紀の日本を救うかもしれません。安全・安心で身体に良いえごまで、日本に元気を広めていきたい。それが私たちの想いです。