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2020.04.19食料と職量


コロナショックの深刻さが増しているなか、日本はまだ食料供給に滞りがないことが恵まれています。万が一食料問題が発生したら、大パニックとなるでしょう。

今安定しているのは、中国をはじめとする多くの輸入品があるからです。しかし、海外では急速に食料不足が深刻化していてます。

今までも人口爆発や天候不良、異常気象で食料危機に向かっていましたがコロナショックで加速しました。

新聞の見出しで、「新型コロナ拡大で食料生産国 自国優先し輸出制限」とありました。

世界最大のコメ輸出国であるベトナム米の輸入に頼っている国は大変なことになりますし、小麦生産国も次々と輸出を制限しています。

このような動きを「食料ナショナリズム」というそうで、自給力が弱い国は有事の際に食料問題が発生します。

食料問題は、生産と流通の両面が安定してなくてはいけません。

生産は、国内農業は衰退しているもののこれまでは輸入に支えられてきました。しかし今後はどう転んでも安価で安全で大量の輸入食品が日本を支えてくれるはずがありません。

流通は、JAや青果卸売市場など、課題はいろいろあると言われるものの、それでも日本の食品流通基盤を支える機能を発揮してきました。

日本は先進国のなかで突出して食料自給力が劣っています。

日本中(世界中)が大失業時代に入り、地域に限らず飲食関係関連の方々なども、大量に職を失っています。

一方、農業や卸売市場はそもそも大幅に人手不足でした。このような業界は社会インフラはとして益々重要となり、強化されなければなりません。他産業で職を失った方には是非農業や卸売市場等で頑張っていただけたらと思います。

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