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2020.03.16農業の担い手?6次化に思う

担い手農家とか農業の担い手といういかにも官僚的な言い回しに少し違和感をもっています。担うとは担ぐということなので担ぎ手という意味合いも。農業を担うために農家をしているのではないのです。

それにしても農家になってあれこれやりたいと思いましたが全く時間がありません。良く経営コンサルタントが農業もこれからはビジネス感覚をもってやる時代だとかおっしゃりますが、そうやって成功をした人を見たことがありますか?法人を含めてその逆の破綻する例はいくらでも見てきましたが。

目の前にある畑の草を払い、土を耕して種を撒き、虫を払い、作物を育て収穫し、更に手をかけ商品としていく。または加工して商品とする。その商品を様々なチャネルをもって販売する。商談したり納品のために車で走り回る。どれだけ時間が足らないか想像がつきます。

それでも生産から加工、販売ーまで、6次化を目指すには死ぬ気で取り組む位の覚悟と努力が必要だと思います。6次化は営農の手段であって目的ではありません。転ばぬ先の杖でもありません。1×2×3=6であって3×2×1=6ではありません。1次がはじまりであります。

そんな厳しい取り組みにチャレンジするときは楽しみながらポジティブに、仕事と思わず人生だと思ってやってきました。出来ない理由を考えるのではなく、出来る方法を考えるというだけです。あきらめずにやり抜きたいと思います。

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